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ネイティブと英語で話すのが難しい本当の理由

語が母語の人と話をするときに、彼らの会話のスピードについていけないのは「リスニングの力がない=リスニングの勉強が足りない」からだって考える人は多いと思います。実際せいろんも最近までそんな風に思ってました。

だけど、ネイティブ並みに速い英語から取り残されてしまうのは「リスニングの勉強が足りない」からなじゃくて、もっと他の理由があるからなんじゃないかってことを最近はよく思うんです。

リスニングは中学と高校で(人によっては大学でも)かなりの時間をかけて勉強して、TOEICや英検なんかでそこそこいい点数を取っていたとしても、いざネイティブの人と話をするとなると何を言ってるのか全然わかんないっていうような現象が普通で起こります。そしてそういった現象は一対一で会話をする時よりも何人かで話をするような場面でに特に顕著です。

なんでこんな現象が起こるのかってことを考えると、学習内容が非実践的(スピードが遅い、お決まりの発音やアクセント)ってことを差し引いても、ただ「リスニングの勉強が足りない」からってだけじゃ説明できないと思います。

っていうのも、最近英語を使う場面で苦労するのは、誰か他の人が話をしているのを聞くだとか自分が思っていることを伝えるっていうような「一対一でどちらかが聞く・話す」っていう割りとオープンなシチュエーションよりも、電話でのやりとりだったりとか何人かで雑談をしたりっていうような一見すると何でもないけど「(特に多人数で行われる)比較的身近でカジュアル」なシチュエーションだったりします。

こうやって見てみると、ネイティブの話す英語が分からないのは単にリスニングの勉強量が足りないからだとは考えづらいです。

それよりも彼らの英語を聞き取れないのは、ネイティブの人が日常的にどんな英語を使うのか知らないからって考えるほうが普通でしょ。

 

そうなると今度はネイティブが日常的に使う英語って一体何が違うのよ?ってな話になりますがそれはズバリ英語の「音」です。

どれだけリスニングの勉強をしてもネイティブが普段の会話の中で

・子音をちゃんと発音しないことはざらで

・単語にカタカナを振ったような発音はしなくて(当たり前)

・文脈によっては音があいまいになったり、消えることもあるし

・単語と単語をつなげて発音することもあれば

・単語1つ1つだけじゃなくて文単位でアクセントをつける

ってことを知らなかったら彼らが何を言ってるのかは分からんのです。 

闇雲にリスニングばっかりしてても

・英語と日本語の音の違いを知らないし

・カジュアルな英語がどういうものなのかも分からないとか

・違いは知ってても実際に「話して」「聞き取る」ための練習をしない

ってな感じだとネイティブレベルの英語を理解するのは難しそうです。

実際にせいろんも英語と日本語の音の違いは(一応)知っていても、この「練習」はこれまでそんなにしてこなかったので、ネイティブみたいな英語を「話せて聞き取れる」っていうレベルまではなかなか到達することができないでいます。

英語と日本語の音の違いを知らず/教えずに、

英単語に平気でカタカナを振ったり/振らせたり、

英語を読むことは多いけどちゃんとした英語を聞くことも話すことも少ない、

なんていう英語の勉強の仕方/教え方をしていたらネイティブの英語なんて分かるはずもないのです。

注:日本の英語教育あるいは英語を勉強する人の全てがネイティブレベルの英語を理解することを目指しているとは思わないので単純に日本の英語教育のシステムとか個人の勉強方法が悪いということを言っているわけではありません。単純に生活とか仕事をする上で必要な英語力さえあるのなら、変に無理をしてそれ以上を目指す必要も無いでしょう。

アメリカでは外国語を学ぶ時はその言葉が母国語の人(フランス語ならフランス人)が教えるので、その言葉のリズムや発音が自然と耳に残るし、テストにしか出てこないような表現を覚えるなんて何が得なのかよく分からないことをすることもありません。

 

ネイティブレベルの英語を理解するために必要なのはとにかく聞きまくればいいというようなリスニングの勉強じゃない。

 

英語がどういう音なのか理解した上で、何度も何度も練習をすることで、その音を頭に覚えさせること。

 

確かに日本の英語教育ではそういった部分はおろそかにされてしまいがちですが、(そしてそれが悪いとは言わないけれど)、ネイティブの英語を理解するにはそれだけじゃダメってことは英語を将来的に使いたい人なら知ってたほうがいい。

 

とか言ってるせいろんも、実際にネイティブを前にするとしどろもどろしちゃいます。それでも、いつか彼らのように英語を使えるようになったらそれはすっごく面白いことだと思うので、間違えることがあっても、恥ずかしい思いをすることがあっても、めげることなく練習していきたいと思います。

 

Bye-bye!! =0