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「一票の格差」だけじゃない選挙の格差

てさて11月の21日に衆議院が解散してから12月の2日には公示がされて選挙も真っ盛りってところですね。

実は今せーろんは日本を離れているので「ん?そー言えば在外投票ってできたりするの?」なんてことを思いました。

調べてみると在外投票をするためには「在外選挙人証」なるものが必要らしいということが分かりました。じゃぁどうやったらそれはもらえるのかってことですが、申請の条件としては

  • 渡航前に転出届を出しておくこと
  • 在留届(渡航先の在外公館にしばらくここにいますって伝える書類)を出しておくこと
  • 海外に3ヶ月以上継続して居住していること

ってことが主なものとしてあるみたいです。(もっと細かい規定もあるので詳しいことはこちらを)

 

せーろんが日本を離れたのは9月の18日くらいだったので、3ヶ月経って12月18日になったから「よしじゃぁ選挙人証もらうぞ!」なんて言っても今回みたいな場合は既に投票が終わっちゃってます。

 

ん?これってせーろんの選挙権が侵害されちゃってない?

投票するためにはわざわざ一時帰国しなきゃいけないの?

 

そして、もしも今回せーろんが普通に選挙人証を持っていたとしても投票場のある大都市までそう簡単に行けるかと言われたらそれもそれで難しいところ。

推定で85万人くらいいる海外有権者のうち選挙人証を持ってるのは10万人くらい。その10万人のうち前回の衆院選で投票に行った人はだいたい2万人。ちなみに投票率で言うと20.38%だそう。(参考:若者と海外在住者、どちらの投票率が高い?

この数字を見てみると選挙人証もらうのがどのくらい面倒で、もらった人ですらいざ投票ってことになるとそれがどれだけ難しいのか想像できるかも。

ほんとに「こんなに面倒なことをしてまで投票に行く人(行ける人)がどのくらいいるの?」って感じです。

このことから分かるのは「選挙権を使うためにかかるコストって人によってだいぶ違うよね」ってことです。「一票の格差」とか言われてますが、「投票に行くためのコスト」だって立派な「格差」ができちゃってます。

話はなにも海外だからってこともなくて、日本国内だってわざわざ住民票登録のしてある地域の公民館とかに行かないと投票できないので、職場が遠くにある人とか、親元を離れた大学生なんかはそうそう投票にも行けません。出先からパソコンとかスマホで投票ってわけにもいかないし。(住民票の登録地以外からでも投票できるみたいだけどコストがかかるって意味では一緒だし。リンク:一人暮らしでも住民票を移さずに選挙で投票する方法

投票率がー」とか「若者の政治離れがー」とかいう前に、こういう1つ1つの小さな問題にもっともっと向き合ってくれてもいいんじゃないの?投票する人にだけ責任を押し付けるというのは果たしていかがなものなんでしょう。

なんにしても時代に合わせた選挙制度の合理化ってのは必要だよね。(関連→選挙制度を変えない限り何も変わらない) 

まぁただでさえ票をかき集めるのに大忙しな政治家さんにとってみたら割とどーでもいい話なのかもしれないけれど、これから海外へ出て行く日本人だって今よりもっと増えるだろうに「海外にいる日本人って日本国内にいる人よりも投票しづらいんだけどそれってどーなの?」なんてことはそれなりに大事そうだし、個人的に気になる話でもあるから、興味を持ってくれる人が増えたらいいな、ということでちょこっと書いてみました。